天才画の女

松本清張の天才画の女を読んだ。270ページまで読んだ時、「あ、オチが見えた」と思っていたけど、実際は私が脳内で見たオチとは全然違うところにオチがあって、物語があちこちに移動してとても面白かった。ワクワクした。

松本清張面白すぎてもっと読みたくなっちゃう。

しかし昭和57年って何年前だ?えぇと…全然ゎかんなぃょ…。

よ、よ、40年前ッッ!!こええ!!

40年前て笑

昭和57年はまだまだ人の個人情報を郵便局だの旅館の女将さんだのがよくベラベラと喋ったもんだなぁ。

ああしかし面白かったなあ。

松本清張は短編集も出してるんだけど、こないだ読んだやつは、タイトルも思い出せないんだけど、電車の向かい側に座ってるオッさんがコクリコクリと舟を漕いでいて、その様を見る男の詳細な心理描写で表現していて本当面白かった。

人物の絡みもそうだけど、人のことをよく見ているなぁとしみじみ思う。あー面白かった。また買いに行こ。