「サピエンス全史」(上)を読んだ。前に読もうと思ったけど立ち読みもせずにいきなり自分のためだけに高い本は(!)買えないと思って買わずにいたんだけど地元の図書館に置いてあって、借りて来たんですよ。怖い。ビンボー怖い。
あーいう本を借りる奴ってのは大体が表面だけさらって分かった気になって、周りの人に向かってウンチクを語りたいだけの糞爺で、公共という意識が十分に備わっていないので、借りてきた本を平気で汚すし糞みたいに汚い食べ物を食べながら読むからこぼすのです。(ひどい偏見)
そういうわけでウリツカヤの綺麗な状態の本とは異なり、上下巻共にコーヒーのシミやら食べ物のシミやら不快な汚れが付いていて、不快そのものだったわけですが、内容を読んだら更に不快でますます人間が嫌いになってしまったよ。
サピエンス(賢い)って名乗る時点でもうおこがましいし図々しいし、もう、今自分が享受している便利さや快適さをすべて捨てても、くそみたいなホモ・サピエンスの集団で暮らしたくないと感じてしまうレベルに毛嫌い。でもこの集団から抜け出て運よく洞窟で比較的快適な暮らしをしたとしても、おそらく、あ、だめだ目が悪すぎて死ぬ
いきなり洞窟で何も見えなくて死ぬ未来しかない。いや、いきなり目が良くなるかもしれない。そもそも備わったポテンシャル全部出し切れるかもしれない。
まぁとにかくホモ・サピエンスの集団を抜け、良い感じのところでいい感じに暮らし始めたとしても多分ホモ・サピエンス集団が出したゴミとか侵入に悩まされてイライラするんだろうなと思います。
まず目が見えない。
洞窟暮らししたとして、一番の脅威は絶対ホモ・サピエンス。いつ入ってくるか分からんし襲い掛かってくるか分からん。まじ俺様の地球を汚すな。
ホモサピエンスの歴史の中に、小麦の登場がある。そこには小麦が安定した供給をしてくれるので子供を産み育てるのに移動しなくて済むし集団を食べさせていけるので人々は小麦のそばに住むようになって日に2~3時間の採集で済んだ労働時間が、一日中小麦の面倒を見ることに費やすようになったって書いてあって、まぁ小麦が人類を支配した瞬間が来たわけですが、その解釈の一つに、「本当に人類は小麦があるからそこに定住したのか」というのがあって、ひょっとしたらまず宗教的な何かがあって定住を始めて、それから小麦を育て始めたのかもしれないという話だった。
人間って悪い奴(=自分さえよければいいやつ)が沢山いて、そいつに良い道具とチャンスを与えると悪いことをしでかすから、道具とチャンスを持った誰かが大量の人間を操って支配したのかもね。その支配者が男ってのが中々不思議。男の方が平気で自分以外の人類を殺せるからじゃないかと思う。多分。男っつっても、もちろん他人に危害を加えない男の人もいるし、全員じゃないんだよ、当たり前の話だけど。
まぁとにかくあらゆる面においてサピエンス全史(上)は不快だったのでサピエンス全史(下)は図書館で軽く立ち読みして、やっぱり不快(汚れ、シミ、内容)だったので本棚にそっと戻しました。