80年代か90年代のドラマの再放送を見ておる。中村吉右衛門的な歌舞伎役者が弁慶役をやっているんだけど、毎日再放送しているっぽいものだけどたまにしか見られないでいる。
しかしながら見るたびについ最後まで見てしまう色々がある。
3回くらいしか見てないけど今見たら牛若丸が義経になっておった。若々しく伸び伸びしていた牛若丸が息苦しい義経になっておった。成長。
前回は木曽殿の最期をやっておった。木曽義仲はまさかの若かりし頃の佐藤浩市で、しかも恐るべき大根役者であった。親の七光りと言われても何も不思議はない。それほどまでに大根役者であった。そんな大根もずっとやっていればうまくなっていくんだから、役者なんて役者の子供がやってりゃいいじゃないって思うようになった。
木曽殿の最期は本家(というのか)平家物語の中でも最も感動するシーンの一つだけど、なんだ、今井の別当だっけな、木曽義仲の乳母子、と語り合うシーン(「今日は兜が重く感じるぜ・・・」「そんなことを仰るな、本気出したらまた軽くなり申す」的な)がなぜか巴(しかも変な安物の金のビニールを貼り付けたプラスティックの兜っぽいものをおでこに付けている大地真央)と二人で語り合うシーンになっていたり、あんな感動シーンが適当に描かれていて、まぁ弁慶が主役のドラマだし仕方ないかなとも思うけどそんなら木曽殿の最期なんて脚本に書くなよって思ったよ。
義経役の人がまたこれが史実に反してお上品でいい感じの役者で、演技はどうか知らないけどなんていうか弁慶が守りたくなるような感じの、言ってみれば、弁慶本能をくすぐる感じの人で、我儘いっても息苦しくなって弁慶に八つ当たりしててもいい感じで。。。( ゚д゚)ハッ! 勧進帳ッ!!
これはアレか、勧進帳のシーンがあるのかっ!!そのために歌舞伎役者が弁慶役なのかっっ!!
見逃したくない!!勧進帳シーン。めっちゃ歌舞伎っぽくなりそうでオラ今からワクワクすっぞ!今日弁慶が義経に首になったので、多分あと2回くらいで仲直りして東北方面へ出立するのではないかと思います。
いやあー、すごいドラマだなぁ。録画しないと。