子供のころ、野良猫を素早く捕まえて、ひざに乗せてなでるという行為を行っていた私ですが、親が何といっても絶対に動物は飼わないと日々宣言してきたので、家では動物は飼えないもんだと思っていました。

で、将来もし猫を飼ったらという妄想を脳内で行う癖があったんですけど、その中に、

「名前はサアにしよう」というのがありました。サアというのはコレットのオシャレ小説に出てくるメス猫の名前なんですが、なんとなく猫を飼ったらその名前を付けたいなあと思っていたわけです。発音的には翻訳者の方があとがきで書いていたように「文字だとSAHAなので、サ・アという感じに」なる予定でした。

しかしながら妄想が現実になった時、まずそもそもが子猫からのスタートだった(妄想では完全に成長した猫)から、名前を付ける際にサアという言葉が全く出てきませんでした。ばかばかオレのばか!

昔、私が「黒猫を飼うとなぜ人はクロという名前を付けるんだろう、しかしながら黒い猫なのに他の名前を付けるのはどうなのか。」といった時、配偶者が「そんなら真っ黒って名前にすればいいんじゃないの」といったことから、我が家に来た黒猫は「まっくろ」という名前が付くことに(私の脳内では)なっていました。

第二子による大反対が待つとも知らずに。

まっくろ(仮)と書かれた病院の受付表を見た二番目は「まっくろなんて名前いやすぎる」と言いました。だからまっくろって名前にしてお前は好きなように呼べばいいじゃんって言ったんだけど全然だめでした。

ダメすぎてまっくろはマグロになりました(涙)

全然サアじゃない。微塵ほどもない。サアが。まっくろもなくなってマグロになっちゃった!!!超やだ!!

そして二匹目、薄い三毛模様のついた綺麗な白い猫です。これこそサアだ!サアだ!!と興奮状態の私はサアにしようと提案しましたが、子供たち全員に「そんな名前いやだ」と言われました。結果何て名前になったと思う!?!?!?!?!?!

シラスだよ!?!?!?!?しょっぼ!!だっせ!!!!ヤダそんな名前!!!大反対するも私の意見は一蹴され、白い猫はシラスちゃんになってしまいました。

でも動物病院の獣医が「しーちゃん」と呼んでいたのでいきなり愛する名前になりました。シラスちゃんをしーちゃんって呼ぶ獣医すごいな。笑

今では白い猫(というかブチねこ)はしーちゃんと呼ばれ愛されております。

そしてゴマ粒みたいに小さかったハチワレ猫は、ゴマちゃんゴマちゃんと私がしつこく呼び続けることによりゴマちゃんと子供たちも呼ぶようになりました。長子以外。あいつ本当にひねくれてんな!

本名はサバちゃんです(白目)

なんで全員魚の名前にしたんだよ!!!でもゴマサバならまあよし。ゴマサバちゃん。獣医はゴっちゃんって呼ぶのかな。。。って、そういや病院には「サバ」で登録しちゃったんだった。サバちゃんだからさーちゃんかな。。