オーディブル

読むのがめんどくさい本、5行読むと寝ちゃう本(ダンテの神曲とか、ミルトンの失楽園とか)は、二番目に朗読してもらうと、先に進めることに気付いた私です。二番目は割と朗読が好きなのでたまに読んでもらっています。介護状態じゃん。

毎日読んでくれるわけじゃないので、この度アマゾンぬのオーディブルに申し込んでみました。月1,500円もするんだけど、1冊丸々プロフェッショナルなナレーターだの声優だのが読んでくれるので全然高く感じないのです。(初月無料だけど)

色んな本がある中で、とりあえずプロフェッショナルな声優さんが読んでいる、かつ、最近見たばかりの、三浦しおんさんのあのすごい手書きの小説を聞き始めました。声優さんは最近話題になった、鬼畜の人です。名前なんつったっけ。櫻井孝宏さん。刀剣乱舞にいない声優は分からないのですがプロフェッショナル声優の演技力とか、別人っぷりとか本当にすごいなあと思い、これを聞くことにしました。小説を読むのと、ナレーターが読むのを聞くのと、プロフェッショナル声優が読むのを聞くのは、まったく、全然受ける印象が違います。

これはめちゃくちゃいいです。なんていうか奥行を感じます。景色が浮かぶようです。時々アニメ声みたいなのになっちゃうんだけど、ちゃんと鍵カッコに入った台詞が人格をもって喋っていて、超うまい。うますぎる。十万石まんじゅう(※埼玉県民じゃなくてもわかるよね!)

残り時間5時間半ってのを見た時ちょっとゾッとしましたが、今もうすでに半分を聞き終わったところで、このためにイヤフォンを買いました。2500円もする。ライトニングなんていうバカバカしい端子を作るから。アップルが。

小説は櫻井孝宏さんの声にピッタリの内容ですっごい楽しく聞いています。新しいタイプのエンターテイメントだなあとしみじみ思います。オーディブル超いいよ!聞いてみて!

三浦しおん「墨のゆらめき」