そんで一昨日見たやつ

一昨日だったと思う。私が途中から見た暴れん坊将軍がめちゃくちゃアツかったので是非語りたい。

どうやら南町奉行所で火事が起きて、忠相が上様より下賜された「堀川国広」を何者かに奪われてしまうというストーリー。

参考画像

堀川国広(脇差)

えっ、堀川君と言えば新選組じゃないのかと思ったら忠相が賜ったものは太刀ですって。

山伏国広

こっちか。(脳内)

火事だけでも一大事なのに、上様から賜ったその堀川国広(上図参照)で何者かが、罪なき町人を二人も殺してしまいます。太刀には葵のご紋が。江戸時代の夜、真っ暗闇ですよ。その中で斬られた町人の連れはしっかりその太刀の拵えに付いた葵のご紋を記憶しております。

「そ、そういや!そういえば!!太刀には葵のご紋がついてた!!」「なんとそんなことを軽々しく口にするもんじゃねえ!」「いや!俺は確かに見たんでえ!!」

責を重く見た忠相は今にも切腹。しかし涙を流して切腹させろと懇願する忠相に、吉宗は「俺を信じろ」「そんなに俺が信じられないのか」と何度も止めに入る。忠相は上様の信頼に応えるべく、決意を新たにし、真犯人を探りに、ラスボス家の軒下に入り込み、盗み聞きを図る。

しかし軒下に入ろうとしたら、そこには既に先客が。そう、吉宗のお庭番、はやて君が座っているじゃないですか。笑

忠相はそこそこ動きにくそうな着物で、「あ、どうも」って感じで、はやて君のいる軒下に一緒に入れてもらいます。ここで私は一枚絵を描きたくなりましたが、まだ様子を見守ることにしました。二人で軒下で盗み聞きだよ(笑)。もう絵にしたら面白すぎるだろう。

一番の悪者が判明したので、上様と忠相は二人でその家に押し入ります。つい今朝お会いした老中だったかな。まぁ江戸は夜真っ暗だし、いきなり二人の狼藉者が家に押し入ってきたら恐怖のあまり皆殺しをもくろむでしょうよ。

吉宗は「余の顔を見忘れたか」と言うんだけど、多分暗くて見えないよ。

まぁとにかく老中の呼び出した家来全員皆殺しの目に遭わせて、最後の最後、刀を構えていつものように「成敗……!」ってセリフを待っていたらですね。

あろうことに、吉宗、少し黙った後、

「忠相……!成敗!」

て言ったんですよ。もうさ、あんた、忠相を犬みたいに言うじゃん。お庭番に向かってですら、「はやと!成敗!」とか言わないのによ(笑)もうさ、これさ、会話じゃないよ、犬に出す命令だよ。指令だよ。笑 言われた方の身にもなってみて!?忠相もハヤトもびっくりだよ。

しかし、そこは強い絆で結ばれた二人。「えっっ!?」て一瞬引いた私をしり目に、忠相は上様に向かって嬉しそうに頷くのです。そして老中に向かってうおおおって走って行ってそいつを斬り捨てます。

あまりに驚いたので思わず吉宗公の似顔絵を一生懸命書いちゃった。さすがに我慢できなかった。

ほんとは「忠相、成敗……!」なんだけどね。笑

そんで、罪なき町人二人を殺した太刀を取り返すんだけどさ。その太刀を取り返して、そんでそのあと、洗ったのかな、拭いたのかな?また同じ堀川国広を忠相に下賜するんだよ。洗ったのかな?血とか多分ついてたと思うんだけど。鍛えなおしとかしたのかな?

忠相は恐れ多すぎてとても受け取れませんって言うんだけど、吉宗は少し笑って(※松平健は表情の変化に乏しい)「友情の証だ」って言ってまた差し出すんだ。

ええ話やなあぁああ(号泣BBA)

ああ、アツかった。

暴れん坊将軍、みんな見てね。