風呂に入らないということ

江戸時代末期とか明治とかそういう時代に、欧米諸国からやってきた金持ちが日本の人々の写真を撮ってるわけです。そんでギリ、色んな市民の日常が今の時代にも残されているわけです。また昭和に入るとカラー写真なんかも出てきて、まだ舗装されていない道路で口を開けてボーっとしている頭の悪そうなガキどもが背中に赤んぼを括り付けた状態で映ったりしているわけです。

そういう写真を見ていてことごとく思うのが、「色黒ッ」ということです。毎日風呂に入っていたのは多分一部の人で、同じように毎日風呂に入らない人もたくさん居たんだと思うわけです。

風呂に入らない人たちが写真に写っているので、顔や手が汚れているというか、色がとにかく黒く映っているので、多分彼らを風呂で洗ったら少し白くなると思うわけです。

私は基本的にほとんど毎日風呂に入って暮らしてきたけど、風邪をひいたときとか、疲れ果てたときとか風呂に入らずに寝てしまうことがたまにあります。そういう時はたいてい次の日に体中の皮膚がガサガサしてアブラギッシュになっています。そして皮膚が固くなっている感じがします。一晩だからこうなのかもしれない。このまま1か月とか風呂に入らないでいると体が慣れてきてシットリしてくるのかもしれない。(でも多分色が黒くなってると思う。)

それで、話は戻るけど、一晩風呂に入らないと私は次の日頭皮の脂分とか皮膚のガサガサした感じとかすべてが常時気になってしまい、凡る思考がそれに邪魔されるわけです。何かを考えようとしても常に頭がもさっとした感じが気になったり皮膚がひきつる感じが気になったりして、すべての思考の結論が超マイナスなものになってしまいます(笑)。

風呂に毎日入らなくても多分ヒトは死なないけど、私はまともな思考ができなくなるから風呂は大事だなあと思ったわけです。マイナスなニュースばっかり見ながら。