世の中がやっと私に追い付いてきたって話。
履歴書に男女を書く場所が無くなったってさ。20年くらい前、配偶者に、「この本(何の本だか忘れた)に書いてある、女と男のイラストで、男の方が背が高く描かれており、女がスカートをはいていてこの髪形をしているのが気に入らない」と言ったら配偶者は「生物学的に男の方が背が高いんだから、一般論としてそういう風にかいてあるんだよ」とブチ切れ(は言い過ぎた)ていたので、「ああ、こいつは「女」ってだけでどれだけの生物学的な女が苦しんできたのか、苦しんでいるのか分からないんだな。やっぱり日本は糞だな。男社会だな」って強く思ったわけです。
うちの配偶者は割と、比較的そういうことを言わないタイプで、どちらかというと私よりずっと”女性らしい”人間であるにもかかわらずそんなことを言うってことは、世の中の「男」はもっと当たり前のように自分の生き方を当然のものとして、天から与えられたものとして、「理解」してるんだなって思ったわけです。
で、多くの人たちの努力の積み重ねが実を結びつつある今日この頃、やっと、ほんの少しだけ、本当にちょっとだけど、世の中がマシになってきたんだなって思いました。昔はよかったって言ってるやつら全員男か記憶喪失。
「男女」がそれと判別出来るイラストで表現されることがない日が早く来てほしい。そのころには私は人間かどうかも判別できなくなってるかもね。(⌒∇⌒)