ネットから「知識を得る」ことの危うさ

例えば元寇というアレが歴史の中で語られますが、入試程度の話なら教科書に載ってることを記憶し、「風が吹いたから日本は助かった」程度で終わるのだけど、もう少し掘り下げて知りたいなーって思った時、ネットで検索すると、聞きかじった話をあたかも真実のように語るサイト、浅い知識で己の解釈を語るサイトと出てきます。

ちゃんとしたサイトに偶然辿り着ける人はラッキーだけど、素地がないとあやふやな知識、偏った解釈、あいまいな解説を読むことになります。

古文書を、古文の知識と歴史的背景の知識なしにそのまま直訳すると、「女は手に穴を開けられて船に鎖で繋がれた」というただの意味不明恐怖体験ですが、知識のある人が読むと「男は皆殺し、生き残った女は手に穴を開けられてそこに鎖を通し、船に壁としてくくりつけ、攻撃を受けないようにした(船の周囲に味方の女たちが生きたまま付いてたら攻撃しにくいからね)」という解説になるわけです。

こっわ!こっっわ!!!

日々よく学び、これは何も分かってない奴が書いてるとか、これはちゃんと調べた人が書いてるとか分かるようになりたいものです。