書きたいから書くのではない。書かなければならないのだ。

We do not write because we want to; we write because we have to.

W.S.Maugham “The Summing Up”

あるていど承認欲求が満たされてしまった今、そしてインターネットが楽しい場所でなくなってしまった今、私は書かなければならないという気持ちは大分薄れています。

お絵描きもそう。追い込まれて描くことがほとんどなくなりました。忙しいというか、他にやらねばならないことがたくさんあるのもそうだけど、優先順位が確実に下がっている、、、気がしないこともなくもない。

つまりよくよく自分の人生を振り返ってみると、優先順位というものが常に色々並んでいる中で上下しまくっているので、今この時点では、書かなきゃいけないっていう気持ちが割と下位にまで落ちているって感じ。また恐らく上がってくることがある(今上がり気味)

なんつっても、やらねばならないと思うことって、大体辛いので、そういう時に酒を飲んじゃうと全部忘れちゃうんだよね。

こうやって人々は古来よりアルコールの力でもって、弱い自分を忘れてきたのです。

でもさー、アルコールに頼るのほんとだめだよね。なんつっても忘れちゃうんだもの。忘れるのってもったいないし、酔っぱらっている自分はみっともない。まぁ普段とあまり変わらないんだけど。声がいつもよりでかくなっていつもよりどうでもいいことをしゃべり続けているという、手に負えない状況かもしれない。

酔っぱらって説教始めるおっさんよりだいぶましだけどそうならないように気を付けねば。普段から説教しまくっておかないと。

話変わりすぎ。今モームのサミングアップという本を読んでいます。モームには珍しく、エッセイ。これがまた超面白くて大笑いしながら読んでいます。モームの時代にPCがあったらどうなってただろうなって思っちゃう。

彼の若いころにスマートフォンがあったら、彼はインフルエンサーくらいにはなっていたかもしれないけど後世に名を遺すような作家にはなれなかっただろうなとちょっと思いました。

今の時代もスマートフォンを手に入れて潜在能力を全てつぶしている若者も大勢いるんだろうなと思います。ただ、その逆もまた大勢いそうだから、良し悪し。