アメリカハリウッドユダヤ人の祭典、アカデミー賞授賞式における、ロバートダウニージュニアの振る舞いがあちこちで大炎上した。あとエマストーン(?エマストーンともう一人のあいつ、知らない)。
ネットを見ていると、多くが「私も同じ目に遭ったことある」というものだった。
私は実は日頃からアメリカ白人による黄色人種の差別を感じてはいたんだけど、皆さんのように具体的にひどい目に遭ったことはないんですよ。いや、なんか拒否られてるな、こいつら有色人種に対する差別心すげえなって感じることはあったけど、それも1回だけ。
大体、変な日本人という言葉で終わるし、みんなに可愛がってもらっていたんですが、身長のせいかなってちょっと思ったよね。普通のアメリカ人女子と並んでもイタリア系ユダヤ系が相手なら大分私の方がでかいし、ドイツ系北欧系と並んでも「アタマ一個分」差が付くってこともなかったから。。
人は自分の視野内に入ってこない小さな相手をどうも見下す傾向にあるんじゃないかなあとほんのちょっとだけ思ったよね。
でもまぁそういう話じゃなくて。よくある差別としては、インスタのリールで流れてきた、韓国系アメリカ女子が白人男に「英語上手いね」って言われるシーンとかね。
女「・・・どうも?」
男「どこ出身?」
女「え、LAだけど?」
男「いやいやいや、そういう意味じゃなくて、どの国出身ってこと」
女「え、アメリカ生まれアメリカ育ちだけど、、、」
男「いやいやいやいや、ほら、ね、アジアの、どこ?韓国とか?」
女「ああ、おばあさんのお母さんが韓国人だったけど。」
男「あーほらね!英語上手いね!!」
女「・・・あんたはどこ出身なの?」
男「僕LA生まれだよ」
女「いやいやいやいやそうじゃなくて、どこ?どこからの移民??おじいさんどこ出身?」
男「は?アイルランドだけど、それが何か意味あんの?」
っていうやり取り。
私は本当にジャパン出身だし、留学せずとも英語がネイティブレベルにペラペラで上手かったから
「英語上手いね」
っていうのは百パー私の努力に対する称賛であり、私も定型文として
「皆さんそうおっしゃいます」エヴリワン、セズ、ソー!
と答えて
「はは、謙虚ですね」Oh,ユーアーモデスト
って答えが返ってくるまでが一つの完成されたやり取りだったんだけどそういうんじゃないんだよね。
こういうのそういえばアイススケートの選手にもあったよね、共和党議員が「イミグラントよくやったな!ブラボー!」みたいなツイートを日系人アイススケーターに向けてやって炎上してた。
こういう日常無意識系じゃなくてロバートダウニージュニアとエマストーンの差別行動はアレは意識的な意地悪だったよな。小さなアジア人をアシスタントみたいにみなしていた。
まぁキアヌさんとかキリアンさんとか、本当にかっこよくて美しい人は差別などしないという点を鑑みても、人間の醜さ、弱さが、他集団を差別してしまうんだろうと思いました。
この度の騒ぎでアカデミー賞というものが、もともとのユダヤ人の小さな祭典に戻ればいいんじゃないかと思いました。有難がってんじゃないよどいつもこいつも。