宮崎映画について思うこと

私はジブリをよく知らないんだけど、ずっとジブリで一番好きな映画はトトロだったわけです。理由は背景が美しいから。

ジブリ映画はどれも背景が美しいよね。あんな絵が描けたらいいなあっていつも思っていたよ。

映画は、なんか見ていてずっと違和感があったんだけど、それは少女とお母さんの描き方で、少女像みたいなのがあって、その少女像が全ての映画で同じ。お母さん像もあって、それも全部同じ。

そんで主人公が少女ばっかじゃん?

見ていてなんていうか、イライラしていたわけです。

何故か考えたんだけど、うちの母も、少女はパンツが見えるくらい短いスカートをはいて、パンツを見せながらはしゃぐのが可愛いという思想の持主で、子供たちは母の着せ替え人形でしかなかったので、私たち姉妹は常にパンツが見えるくらい短いワンピースを着せられていたわけです。

幼いながらも「この服はパンツが見えてしまうので嫌だ」と言うと「何言ってんのこれが可愛いんじゃない」と言って聞かない。でもさ、今思えば頭狂ってるとしか思えないよね(笑)。何が悲しゅうて自分の娘たちにパンツ丸出しにさせて喜んでんの。

私可哀そうすぎじゃん。

そんな押しつけがましい少女像をこれでもかというくらい押し付けてくるジブリは、よく考えたら嫌いだわ。(笑)

あの背景の絵の素敵さと、人物の動きのすごさと、あと構図の面白さしかなかったわ。(十分)

なんでそんな話になったかというと、角野栄子さんがインタビューで、「魔女の宅急便を映画で見たら原作と全然違っていたのでびっくりした」みたいなこと言ってて、そんなに違うのか~って思って魔女の宅急便を読んだんですよ。

まだ最後まで読んでないんだけど、本当に素敵なお話で、本当に誰にも邪魔されない世界観があって、すごく素敵なわけですよ。

でそれを自分の目を通した世界に変えてしまったジブリに対して、絵は綺麗だけどちょっと違うって思ったわけよ。まぁ絵が本当に素敵なんだよね。

よく覚えてないけど。絵だけであそこまで人々を惹きつけるってすごいよね。

なんつっても美大出てないってのもすごい。