子供を叩くなんて信じられない!!ありえない!!許せない!!みたいなことを言い切れる人は多分子供を育てたことがない人、または子供を育てたけどほぼ全てを忘れてる人だと思います。
私は叩いたりしないけど何度もぶん殴りたくなったりイライラして家出したくなったりしています。
子供の人数が今でこそたくさんなので叩かずに、怒らずに済んでいますが多分子供が2人以下だったら毎日怒鳴ってたと思います。怒鳴るのって叩くよりだめなんだってよ。今更言われてもねえ。上の2人、怒鳴りまくってごめん。
そんなわけで叩くお母さんを一様に責めるのは間違い。ただ、叩くことが、「してはいけないことである」って知らないお母さんもまだたくさん居るので、教育を続けるのは大事。叩くことは即ち虐待であると知れば叩かずに頑張る人も多いことでしょう。
友人が、「娘が目の前で母親に叩かれている」とメールしてきました。そこんちは友人とその母と、友人の娘の3人暮らし。
子供からしてみると祖母から虐待を受けたというお知らせ。
一度叩かれたくらいだったらまあ、だめだけど、ケーサツを呼ぶほどでも無いかなってちょっと思っちゃうけど、目の前で自分の母親が自分の子供を殴ったら「え?は?何してくれんのてめえ」てなるよね。
私ならなる。老人虐待と言われようが家の外に追い出すか、子供連れて出て行くかすると思う。しかしながらそれが出来ないのは、家庭内だけではなく社会の問題なんじゃないかって思うわけです。
子供が危険な目にあっても逃げ出せないって怖い。
友人には「叩くのは虐待だし、虐待を止めないのもまた虐待」であることを伝えて次回もし同じことがあったらケーサツに速攻電話するようにと言いました。
枕草子にあったんだけど、「ビンボー人の貧しい家に雪が降ること」や、「ビンボー人が月を愛でること」とかはだめだって。
雪や月みたいな美しいものは、身分や教養があって初めて似合うもので、惨めな暮らしには似合わないって言ってて、そうだな、人間って昔から階級があって、万人が教育を受けるチャンスを得て万人が同じように(では無いが)教養を持つチャンスを得られるようになったのはここ最近(しかも80年くらい?)の話なんだなって思ったわけです。
まだまだ社会は万人にフェアじゃないんだなあと。