英語以外

トランプのおかげでアメリカは鎖国化を進め、それに付随して英語という言語も、後退し始めてきました。アメリカの鎖国は、英語という言語以外にも英語を使った文化そのものの価値や存在感の光を格段に弱め、同時に本来それぞれの言語とともにあった英語以外の文化がフラットな位置から人々を惹きつけるようになりました。

一番わかりやすいのが、「音楽と言えば洋楽」(=英語の歌詞がついているもの)から、「洋楽とか邦楽とか区別なーい」に変わった様子が、特にFMラジオの音楽番組なんかで顕著だと思います。

FMラジオからは、アメリカのトップ20とかいう番組がなくなり(あんの?)、ランキングと言えば日本国内の音楽、たまにアメリカの音楽、みたいな感じで流れています。30年前とは全く異なる番組構成。

それがいいか悪いかといえばいいことだとは思いますが、私は異文化交流を何よりも求めているので日本国内ですべてが終結してしまいそうなこの流れは嫌です。ものすごい嫌。

せっかくフラットな価値観になったんだから、そして、せっかくiTunesで世界中の音楽が聴けるんだから、色んなのをフラットな価値観のまま聞いたらいいじゃないのよ。

って思って、私はいろんな国のラジオを聞いています。

そしたらさ、例えばウクライナ。南米チャート。

ごくたまに現地の音楽は流れるけども、基本、USの音楽ばっか!!ナニコレUSヒットチャートか?日本を見習って!?!?!?!

世界の個人主義化までは、まだまだ遠そうです。

アレだね人間って基本誰かの支配下に居たいものなんだね。今の自分に満足していればそれだけ、人は保守的になっていくものだっていうしね。